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名刺管理ツールの費用・料金相場|無料で使える範囲と組織向けの価格

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結論からお伝えすると、名刺管理ツールの料金は 個人利用なら無料組織で名刺を共有して使うと1人あたり月額500〜2,500円程度 という二層構造になっています。勤怠管理システムのように「1人あたり月額いくら」で一律に比べにくく、まず「無料で足りるのか、組織で共有したいのか」を決めるのが料金比較の出発点です。

以下、無料で使える範囲と、組織向けにかかる費用を分けて解説し、主要4サービスの早見表をまとめます。

個人で使うなら無料で始められる

名刺を自分の手元で管理するだけなら、無料で使えるサービスがあります。

  • Eight は個人利用が無料です。名刺をスキャンしてデジタル管理する基本機能を、費用をかけずに使えます。
  • Wantedly People も基本機能が無料です。追加機能(名刺読み取り後の広告非表示・CSVダウンロード)を使う「People Premium」は月額600円(税込・個人単位のアプリ内課金)ですが、基本の名刺管理は無料の範囲で完結します。

まず個人で試したい、少人数で名刺をデジタル化したいだけ、という場合は、この無料の範囲で足りることが多いです。

組織で共有するなら有料プランになる

チーム全員の名刺を集約し、社内で人脈を共有したり、CRMと連携したりする場合は、組織向けの有料プランが必要です。ここから費用が発生します。

  • Eight の組織向け「Eight Team」は、年間契約(税抜)で、基本使用料 月額19,800円/契約 + アカウント料 1名あたり月額500円という体系です。10名までは無料で、11名目以降が課金対象になります。
  • CamCard Business は3プラン制(いずれも年間契約・税抜)で、STANDARD が月額1,700円/ユーザー、PROFESSIONAL が月額2,500円/ユーザー(ともに5ID〜)、大規模向けの ENTERPRISE(100ID〜)は要問い合わせです。10日間の無料トライアルがあります。
  • Sansan は料金を公開しておらず、要問い合わせです。導入規模や必要な機能に応じた個別見積もりになります。
  • Wantedly People には組織向けの料金プランがありません。 有料の「People Premium」は個人単位のアプリ内課金(月600円・税込)で、法人としてまとめて契約する仕組みではありません。チームで名刺を共有する前提なら、他のサービスが候補になります。

主要4サービスの料金早見表

公式サイトで確認した情報にもとづく早見表です(確認時点の内容。税抜・税込の別は各欄に記載)。

サービス個人利用組織向け無料トライアル
Eight無料Eight Team:基本 月19,800円/契約 + 500円/名(10名まで無料・年間契約・税抜)
Wantedly People無料(追加機能 People Premium 月600円・税込)
CamCard BusinessSTANDARD 月1,700円/ユーザー〜(5ID〜・年間契約・税抜)10日
Sansan要問い合わせ
  • 無料で始めたいなら Eight(個人)・Wantedly People が候補です。
  • 組織で共有するなら Eight Team・CamCard Business・Sansan が候補で、料金は1人あたり月額500〜2,500円程度が目安です。Eight Team は基本使用料の定額分があるため、少人数だと1人あたりの実質単価が上がる点に注意してください。

最新の料金は各社公式サイトで変わることがあります。契約前に必ず公式の料金ページで確認してください。各サービスの機能や無料範囲を横並びで見たい場合は、名刺管理ツールの比較一覧もあわせてご覧ください。

組織向けは「料金体系そのもの」が違う

組織向けの2つ、Eight Team と CamCard Business は、金額よりも料金の決まり方が違います。ここを理解しないと、単価だけを見比べて判断を誤ります。

  • Eight Team=定額+従量:契約ごとに基本使用料 月19,800円がかかり、そこにアカウント料500円/名が乗ります。10名までは基本使用料に含まれ、11名目から課金されます。人数が少なくても19,800円は必ず発生します。
  • CamCard Business=純粋な従量:STANDARD は1ユーザーあたり月1,700円で、使う人数に比例します(最低5ID〜)。人数が少なければそのぶん安くなります。

いずれも年間契約・税抜表示です。つまり少人数ならCamCard Business、人数が増えるほどEight Teamが有利という関係になります。

人数別の費用シミュレーション

公開されている料金にあてはめて、人数ごとの月額を試算しました(税抜・オプションなし)。

利用人数Eight TeamCamCard Business(STANDARD)
5人19,800円8,500円
10人19,800円17,000円
12人20,800円20,400円
13人21,300円22,100円
20人24,800円34,000円
50人39,800円85,000円
100人64,800円170,000円

分かれ目は13人です。 12人まではCamCard Businessのほうが安く、13人からEight Teamのほうが安くなります。差は人数が増えるほど開き、20人なら月9,200円・年間で約11万円の差になります。

1人あたりの実質単価に直すと、この構造がはっきりします。Eight Team は定額分が人数で薄まるため、10人で1,980円、20人で1,240円、50人で796円、100人で648円と下がり続けます。一方 CamCard Business(STANDARD)は人数にかかわらず1,700円のままです。

冒頭で「組織向けは1人あたり月額500〜2,500円程度」と書いたのは、この幅を指しています。自社の人数を当てはめないと1人あたりの金額は決まりません。

なお、これは料金だけを並べた比較です。AI補正の枚数上限や複数枚同時読み取り、外部サービス連携など機能は各社で異なるため、価格の分かれ目だけで決めず、必要な機能を満たすかを必ず確認してください。各サービスの詳細はEightの料金・無料で使える範囲CamCard Businessの料金・機能まとめにまとめています。

Sansanは要問い合わせ|それでも公開されている価格の構造

Sansan は金額を公開しておらず、課題や利用目的に応じた個別見積もりです。ただし価格の構造そのものは公開されており、見積もりを受け取る前に何が費用項目になるかは把握できます。

  • 初期費用:導入費用(すでに持っている名刺をデータ化する費用)+カスタマーサクセスプラン費用(導入・運用支援の費用)
  • 月額費用:プラン別ライセンス費用+オプション費用+Sansanスキャナ費用(スキャナはタブレットを含み、フロアや拠点数分が最小契約台数)

プランは Lite(名刺管理)/Standard(データベース)/Advanced(デジタル名刺ソリューション)の3種類です。月額のライセンス費用だけでなく、初期のデータ化費用とスキャナ費用が別に乗る点が、他サービスと比べるときの注意点になります。詳細はSansanの料金・機能まとめをご覧ください。

選ぶときの判断ポイント

  1. 無料で足りるか — 個人や少人数で名刺をデジタル化するだけなら、Eight・Wantedly People の無料範囲で足りることが多い。
  2. 組織で共有したいか — チームで人脈を共有・CRM連携するなら有料プラン前提。ここで初めて費用を比較する。
  3. 課金対象の人数 — Eight Team は11名目から課金、CamCard Business は5ID〜など、サービスごとに課金の始まり方が違う。自社の利用人数で実際の月額を試算する。
  4. 税抜・税込・契約期間 — 組織向けは年間契約・税抜表示が多い。個人向けは税込表示のこともある。同じ土俵で比べるため、条件をそろえて確認する。
  5. 月額以外にかかる費用 — 基本料金の外側に費用が乗ることがある。CamCard Business は AI補正枚数の追加が100枚3,000円、API連携が月50,000円。Sansan は名刺のデータ化費用とスキャナ費用が別に発生する。「1人あたり月額」だけで比べると、この部分が抜け落ちる。

まとめ

  • 名刺管理ソフトの費用は 個人=無料、組織=1人あたり月額500〜2,500円程度 の二層構造。
  • 個人・少人数なら Eight・Wantedly People の無料範囲で足りることが多い。Wantedly People に組織向けプランはない。
  • 組織共有なら Eight Team・CamCard Business・Sansan(要問い合わせ)が候補。
  • Eight Team は定額+従量、CamCard Business は純粋な従量。分かれ目は13人で、12人まではCamCard、13人からEight Teamが安い。
  • 1人あたりの単価は人数で変わる。Eight Team は10人で1,980円、100人なら648円まで下がる。
  • 月額以外に、データ化費用・スキャナ費用・AI補正の追加費用が乗ることがある。総額で比べる。

自社に合うサービスを機能面も含めて絞り込む手順は名刺管理ツールの選び方で解説しています。